pj-sinの日記 3rd season

jazzとfusionとrockを愛してやみません

やっぱりすごいっ!

久しぶりに先生のライブに勉強させていただきにお伺いしました(月1行けっての!)。

ある街のジャズフェスティバルのメインゲストとして招待されたとのこと。名演期待される中での当然の名演~すごくね??

会場はライブカフェみたいなところで、爺好みの(どんなん?つうかキッチリ見てんなよっ!)カワイ子ちゃんのバイトがいっぱいおられるお店でのライブ、完全予約制でありながら続々とメインライブを求めてお店にお客さんが後から後から押し掛ける(お気の毒ですが断られてしまいます。いっぱいですしね)。いやが上にも盛り上がります。

ギター・ピアノDUOに女性ボーカルの入る形。お店にジャストフィットのセットかな?

スタンダードの曲に御自身の解釈、これが全く無理のないスムース&クレバーなプレイ。一度などエンディングがちょっと不安定な状況に~しっかりと大きい音でコード進行を弾くことで方向性を明確に示し、皆を完全にリードされました。お見事です。

 

1ステージ終了後の休憩中に御挨拶を~

 

「お疲れ様です。。」

「おーきとったんか!どや?今日のライブ?」

「名演連続で感動です!」

「はははっ」

「先生今日はリハーサルは?」

「いや、なんも。5分前に来た」

「・・・」

「ボーカルの方とは?」

「おお、さっき会ーた(「おおた」ってどういう漢字?)とこ」

「・・・」

 

それであのプレイ、信じられません!まさに目前にヨーダを見る思い。サウンド、テクニック、キャリア全てが最上です。

 

「先生、ひょっとして昨日もライブでは・・・」

「そやねん、昨日もあって今日これやろ?」

「・・・ええ。」

「でこの後、晩にまたあるねん。」

「ええっ!?」

「で明日もあるんや」

「・・・。。先生、ちょっとスケジューリングがタイト過ぎでは・・・」

「ははは、たまたまやで。こんなんとかは」

 

たまたま?・・・っていうか頻繁にこういうの拝見しておりますが、最近でも。こんな80代のトッププロいますか?「シニア」っていうような言葉許されない厳しい世界です。タフでないとやっていけません。

 

ライブ終了後、電車で来られているとのことでしたので、さすがにこのままにしておけず「ボーヤ」(ミュージシャンの弟子兼力仕事担当の若い衆)をかって出てギターを次のライブ会場に運ばせていただきました。「車で来とらへんからなあ(つうか車っていうのも信じられませんが、たいていはお車での移動なんです。全くお気軽に「近くまで送ったろか?」なんておっしゃいます。恐れ多いっ!高齢者交通事故なんてのは全く無縁であります)~帰りタクシーやろ、めちゃくちゃ飲んで帰ったろ思てんねん」・・・もうお返しする言葉がありません。。

少し時間があるからと和風喫茶店でコーヒーを御馳走になり(ミュージシャン、それもトッププロに奢ってもらうなんて何たる鬼畜の所業!!「ボーヤ代やがな」とこちらに気を使わせないお心遣い。ありがたきです)、次のライブ前にもかかわらず長い時間ギター話から業界話に至るまで、いろいろなお話をお伺いできたのはまさに珠玉の時間でした。

感動しきりです。

 

~今日の教訓~

〇独りよがりにならない

〇相手の音をよく聞く

〇人には優しくする

 

80を越す頃には何とかできるようになろうと思います。。