pj-sinの日記 3rd season

jazzとfusionとrockを愛してやみません

サクリフィシオ

ディエゴ・フォルランと言えば南米の強国、ウルグアイのエースストライカー(サッカ-ですよ~)であり2010年南アフリカワールドカップでMVPとなったまさにトップクラス中のトップである。南米、ヨーロッパはもちろん、日本のセレッソ大阪でもプレーし、そのプレースタイルは全世界に轟いている。

 

彼がインタビューでサクリフィシオ(スペイン語で「犠牲心」)という言葉の意味を尋ねられた時の話。

 

「私が日本と他の国との大きな違いを感じたのは、日本人選手の多くがフットボールを仕事のように感じていることだ。たしかにプロ選手はそれでお金をもらっている。しかし事務所にいって、タイムカードを押して8時間働いて、お疲れ様というのとは大きく異なるんだ。

 スポーツはそのようなものではない。フットボールだけではなく、多くのスポーツにおいて、サクリフィシオが要求される。天職以上のものであるという感覚をもち、パッションを感じて取り組まなければならないものだ」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160708-00010012-footballc-socc&p=1

 

ちょっと内容と外れる気もするけど、実はフォルランの言っていることは、「タイムカードの仕事」にも言えるのではないかと思う。言われたまま、マニュアルのまま仕事をする、それが嫌でも忍耐し「犠牲心」を発揮して時間内に決められたことを遂行する。でもそれは本当にいいことなのだろうか。どうしてそれが嫌な作業なのか?どうして忍耐が必要になってしまうのか?こんなのは嫌だ!そう考えたらいけないのだろうか。

仕事だから仕方がない、時間さえ過ぎれば・・そんな考えはいけないと思う。

もっと素直になって楽に楽しく、そんな仕事にするために「改善」を貪欲にしていく。

もちろんそれはサッカー同様一人ではできない。自分の考えを他のみんなに理解してもらうことが必要であり、理解されずに改善が完成しない時にはまさに忍耐を持って現状維持に努めていかなければならない。変更部分のフロー、マニュアル作り、それをみんなに説明・覚えてもらうまで見張り(「落とし込み」なんて非人情な言葉は使わねえぞ!でも一言で済むから便利だな)、そうしてなんと言ってもそれを改善で変更するのに柔軟な理解のある職場の空気も必要だし、システムのバージョンアップも上層部の説得も・・・一杯やることがある。

パッションも犠牲心もフル稼働する必要がある。

一度職場でそういう立場になったことがあり、その時は本当にパッションを持って仕事出来たなあと自分でも思う(職場の人たちを振り回して申し訳なかったと思うが)。いろいろと陰では言われたかと思うが、常に「みんなが楽になる」ということだけを謙虚に(普段のいい加減っぷりとは違い)伝えていったと今でも思っている。そういう状態になるとまず相手の主張を聞こうという気持ちになる。不思議だけど。ま相手の反対要素をすべて消せば反対理由がなくなってしまうからね(お前が嫌いだ!ってのはあるけど)。

そういう状況で仕事をさせていただけたことは自分のキャリア(たいしたものはないがそれだけに)の中でも良い思い出であり、その時の上層部の方には感謝の気持ちが絶えない。一つ言えばもっと推進するための知識を併行して身に着けていく(研修などで)必要があったなと思う。ま、わがままだけど。。

 

なんとかもう一仕事、しておきたいんだけどね。やっぱりわがままかな。